【台風のできる理由】台風って何?台風のでき方と消えるまで

<この記事で分かること>
  • 台風のできる理由を紹介しています!
  • 台風とは何か?という疑問に答えています!
  • 台風のでき方と台風が消えるまでの仕組みを説明しています!

この記事を担当したのは、トピックスラボ運営事務局のキャップ末永です。

台風とは何か?台風とは何かを簡単に!

 台風は、夏になると毎年いくつも発生して、必ずニュースや天気予報で取り上げられるほど、夏の風物詩となっていますね。

 ところで、この台風とは何か?この台風とは何かを簡単に説明します。

 赤道に近い熱帯の海上で発生する低気圧が「熱帯低気圧」です。

 このうち熱帯低気圧のうち、中心の最大風速が秒速17.2m以上のスピードになったものを「台風」と呼びます。

 台風という言葉はよく耳にすると思いますが、”台風とは何か?”と説明を求められても、”雨と風が強くて、台風が通過した後は被害が出る”と簡単に説明できる程度の知識ですよね?

 今回は、この「台風」について、台風ができる理由を中心に、台風のでき方と消えるまでを調べていきたいと思います。

台風はどうやって発生する?台風のでき方の仕組みをわかりやすいイラストで!

 そもそもこの台風はどうやって発生するのかを知っていますか?

 台風のでき方についてわかりやすいイラストがありましたの紹介します。

♪引用:nikkei4946.com

 どうですか?わかりやすいイラストですよね。台風がどうやって発生するのか、その台風のでき方の仕組みが分かります。

 台風のできる理由を簡単に説明すると、蒸発した海水が地球の自転の影響を受けて回転したものが大きくなって台風になるのです。

 台風がうずを巻きながら回転している理由は地球が回転しているからなんですね。台風が回転している理由を知ると、興味が湧いてきますよね!台風のできる理由、台風のでき方の仕組みはここにあったのです!

台風はどこからどこへ?台風の進み方は?台風の動き方の決まりと方角の関係は?

 台風は、自分の力で動くことができません。台風はどこからどこへ進むのか?その台風の進み方は上空を流れている強い風に影響されます。

 真夏の時期を除いて、日本の上空には偏西風と呼ばれる西の方角から東の方角に向かって吹く強い風が流れています。高気圧や低気圧は、この偏西風の影響を受けますので、基本西の方角から日本に流れてきます。

 一方の台風は、赤道付近の熱帯で発生するので、日本の上空で西の方角から東の方角へ流れる偏西風の影響を受けることは少ないのです。それでは、台風が何故日本向かう進み方をするかというと、上空を流れる風の力が弱いときに、地球の自転の働きによって台風は北の方角に向かう進み方をする決まりがあります。夏や秋にかけて日本に多くの台風がやってくるのは、この時期に日本の上空に覆われている太平洋高気圧が弱くなり、熱帯から北の方角に向かうという台風の進み方が優位になるからなのです。台風はどこからどこへ進むのかは、この太平洋高気圧の強さと地球の自転の影響によって決まってくるのです。

 このことからも、台風の動き方には決まりがあることが分かります。台風の動き方の決まりを知れば、ますます台風に対して興味を抱くことができるのではないでしょうか。

台風の種類と名前について

 台風は、「強さ」と「大きさ」でその種類が分かれます。

 台風の強さの種類は、弱い方から強い方に向かって、順に「階級なし」、「強い」、「非常に強い」、「猛烈な」と4段階に分かれています。この台風の種類は、図のように最大風速によって分類されています。

 

 この台風の強さは、それぞれどのくらいのものなのでしょうか?

  • 猛烈な(54m/s~)=大抵の木造家屋が倒れ、樹木は根こそぎ飛ばされ、鉄塔が曲がってしまうことがある。
  • 非常に強い(44m/s~)=自動車や電車が倒れることがあり、身体を45度に傾けないと倒されてしまい、小石が飛ばされることがある。
  • 強い(33m/s~)=雨戸や屋根が飛ばされ、樹木や電柱が折れてしまうことがある。

 どうですか?ニュースなどで取り上げられる台風情報で屋根が飛ばされたたり、樹木が折れる映像がありますが、こんなに強い風が吹いているわけですね。

 また、台風の大きさの種類は、小さい方から大きい方に向かって、順に「階級なし」、「大型」、「超大型」と3段階に分かれています。この台風の大きさは、図のように強風域の半径によって分類されています。

 この台風の大きさは、大型の台風で日本の本州がすっぽりと覆われるほどの大きさです。この台風の大きさには驚きですね。

 そして、台風の名前にも特徴があります。「ハリケーン」、「タイフーン」、「サイクロン」と、このような名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 これらの名前は、台風の元となる熱帯低気圧が存在している地域によって呼ばれる名前が違うのです。

  • 台風=北西太平洋、南シナ海など。
  • ハリケーン=北大西洋、カリブ海、メキシコ湾など。
  • タイフーン=北太平洋西部など。
  • サイクロン=ベンガル湾、北インド洋など。

 日本では、「台風」を英語に訳すと、「ハリケーン」、「サイクロン」になるというイメージがあるのですが、これは間違いでしたね。熱帯低気圧の存在する地域で台風の名前が決まるというのは勉強になりましたね。

台風が近づくと天気はどうなる?

 台風が近づくと天気はどうなるのでしょうか?

 台風は、強風と共に大雨を伴います。そもそも台風とは積乱雲が集まったものであって、広い範囲に強風と大雨をもたらします。台風は、縦に発達した積乱雲が目の周囲を壁のように取り巻いて、そこでは強烈な暴風雨となっているのです。

 つまり、台風が近づくと天気はどうなるかというと、強風が吹き、大雨が降り続けるのです。台風の中心である台風の目の中は雨と風が比較的弱くなりますが、台風の目の周囲の方が遠心力が働き、風も雨も強くなるのです。

 台風は、過去にも甚大な被害が発生しています。台風が近づくと天気がどうなるかと心配になりますが、まずは万全な備えを心掛けましょう。

【台風のできる理由】まとめ

 いかがでしたか?

 台風のできる理由は、熱帯地方で海水が蒸発し、上昇気流ができ、地球の自転の力で渦を巻きながら大きくなったものが、北の方角に向かって移動するから!ですね。

 自然の力とは言え、台風のできる理由には驚きがいっぱいですね。

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