北風と太陽のあらすじと教訓とは?ビジネスと恋愛に例えることわざ

イソップ寓話「北風と太陽」の例えや意味とは?

 イソップ寓話「北風と太陽」を、ほとんどの人にとって子供の頃に絵本などを読んで知っている物語だと思います。

 この北風と太陽という寓話は、どのような意味を例えているのでしょうか?

 ものごとに対して、厳格な態度で臨む姿勢と、寛大な態度で臨む姿勢を比較する言葉として用いられる寓話です。”厳格な態度で臨む姿勢”の人をその意味から北風に、”寛大な態度で臨む姿勢”の人をその意味から太陽に、それぞれ例えています。

 また、こうした意味から転じて、ものごとがうまくいかないのなら、うまくいく別の方法を考えよう!という意味合いでも使われるようになっています。つまり、一面的ではなく、多面的に対処するのが良いという例えを北風と太陽で表現しています。

♪情報元:Wikipedia
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寓話「北風と太陽」の全文をあらすじで見よう

 どちらが強いのかを決める北風と太陽の対決を物語にした寓話「北風と太陽」です。

 その全文からあらすじを見ていきましょう。

 ある日、北風と太陽が言い争いをしていました。議題は、「どちらが強いのか」ということ。ただ話だけでは埒が明かないので、力比べの勝負をすることにしました。

 ルールは、「道を歩いている旅人の上着を脱がせたほうが勝ち」という簡単なものです。

 まず北風は、力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとします。しかし旅人は寒さにぶるぶると震え、上着をしっかりと押さえてしまい、脱がせることはできませんでした。

 次に太陽が、さんさんと光を照らします。最初は優しいあたたかさで旅人を包んでいましたが、だんだん日差しを強くしていくと、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまうのでした。

 こうして、勝負は太陽の勝ちとなります。手っ取り早く乱暴な手段をとった北風よりも、ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽のほうが強かったというわけです。

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 このあらすじは、日本で一般的に言い伝えられている内容です。もちろん、有名な寓話ですので知っていますよね?この寓話は、大人でも学べる内容になっていますの、自分が北風タイプなのか、それとも太陽タイプなのかを考えながら全文を見るのも面白いですよね。

寓話「北風と太陽」から学ぶ教訓とは?

 このイソップ寓話「北風と太陽」から学ぶ教訓とは、どのようなものがあるのでしょうか?

 一般的には、上記のあらすじの内容で言い伝えられれる「北風と太陽」ですが、この内容から学ぶことのできる教訓は、”強引に相手を動かそうそすると相手も頑なな態度で拒否してきますが、相手を思いやる気持ちや優しい言葉があれば、相手も心を開いて協力的になるということ”を教えてくれています。

 また、この「北風と太陽」の教訓は、意味が転じて今は幾つかの教訓ができています。

 例えば、”ものごとがうまく進行しないのであれば、うまくいく別の方法を考えよう”という教訓であったり、、”ことを急ぎ、手っ取り早く対処することよりも、時間をかけて丁寧かつ着実に進めることの方が、最終的には大きな成果がある”という教訓であったりします。

 いずれの教訓にしても、根底にある考えは、”相手を変えることはできない。変えることができるのは自分だけだ。”ということになりそうですね。

寓話「北風と太陽」の太陽のような人は本当の話で理想的なのか?太陽のような人になるには?

 人は、人間関係においては北風タイプの人が多いと思われます。それは、北風のように”相手を自分の思い通りに動かしてやろう!”という気持ちです。結局、人は他人を動かすことはできませんので、こうした気持ちを持って人と接している時点で人間関係はうまくいかないことが多いと思います。

 それでは、太陽のような人になるにはどうしたらいいのでしょうか?

 人間という動物は、リアリティを感じることのできる現実を選択します。その為、相手の想像力を刺激していくことが理想的なのです。どういうことかというと、寓話の中で太陽に照らされた旅人は、コートを脱ぎました。この行動は、旅人の”コートを脱いだらきっと涼しくなるだろう”という想像力を働かしたことになるのです。その結果として、旅人の”コートを脱ぐ”という行動が生まれたのです。

 この「北風と太陽」という寓話は、人間関係においてリアリティの世界でも本当の話で理想的だと言えるのではないでしょうか?それは、人間の「リアリティを感じる現実を選択する」という脳の機能を理解した上で、相手の想像力を刺激するのです。そうすれば、人は想像した内容を本当の話として、実際の行動に結び付けてしまうのです。これは、強制でもなく、無理強いでもなく、相手の意志でそうさせたのです。これこそ、人間関係で理想的と言える姿です。

 太陽のような人になるには、そうした法則をうまく使って人をコントロールできるようになるテクニックを手に入れることなのです。

寓話「北風と太陽」をビジネス組織や恋愛に例えると?

 寓話「北風と太陽」の太陽のような人になるには。、相手の想像力を刺激することが大切だということをご紹介してきました。

 これは、ビジネス組織、更には恋愛にも例えることができます。

 例えば、ビジネスシーンでよくある商品の提案やプレゼンで、自分の意見が相手の想像するハッピーな未来に結び付けることができれば成約や成功に近づけることが可能になるはずです。組織であれば、この人と一緒に仕事をすれば大量の仕事をこなすことだったり、楽しく仕事をすることだったり、スキルをアップさせることだったりを叶えることができるだろうと想像させるのです。

 また、恋愛においても、相手に対して、”この人と一緒にいたらずっと幸せだろう”と想像させることができればハッピーエンドになる可能性はグ~ンと高くなります。

 まとめると、寓話「北風と太陽」はビジネスや恋愛に例えることが可能で、ビジネスシーンであればビジネスの成功を想像させるシチュエーションを作ること、恋愛シーンであればハッピーな気持ちにさせることが大事だということのなのです。

 イソップ寓話がこんなにまで深い意味があったというのは、興味深いことですね。

寓話「北風と太陽」のもうひとつの教訓とは?

 イソップ寓話「北風と太陽」には、実はもうひとつの物語があると言われています。それは帽子を脱がす物語で、北風と太陽のどちらが旅人の帽子を飛ばすことができれば勝ちという内容です。この物語では、太陽が旅人を照らすとそれを避ける為に帽子をしっかりと被るようになるのに対して、北風が呆気なく帽子を吹き飛ばして勝利を手にしてしまうのです。

 こちらの話の教訓は、”なにごとにおいても、その都度適切な手段を選択することが肝心だ”という教えなのです。あるときの状況では旅人の上着を脱がすのは”太陽が適していた”ということですし、違う状況では、”北風が適していた”ということになるのです。要するに、「ケースbyケース」、「臨機応変」の大切さを説いているのです。大切なのは、”その場に応じた柔軟さ”ということになりますね!

【イソップ寓話「北風と太陽」の教訓】まとめ

 イソップ寓話の「北風と太陽」。子供の頃に、誰もが一度は耳にしたことがある話だったと思います。大人になった今、この物語を読み返してみると、子供の頃には読み取れなかった教訓を感じ取れるようになっているものです。

 そして、この物語は「寓話」であるということです。寓話とは、「教訓を伝える物語のこと」です。紀元前にこの物語が成立していたという事実から、はるか昔から人々への教訓は共通していたと思うと実に興味深く読み返すことができる物語ですね。

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