習慣化には21日間を乗り切ろう!知らなきゃ損をする?21日間の法則

インキュベートの法則(21日間の法則)とは?

 人間は、習慣の生き物と呼ばれています。ダイエットでも、資格試験の勉強でも、継続して「習慣」になるまでが大変ですね。継続することが大切だとは分かっていながら、3日でさえ難しいこともあるわけです。俗に言う「三日坊主」です。何かを始めるまでは、気合いが入っているのに、いざ始めてみると、何かと辞める理由を探して数日で辞めてしまうのです。

 インキュベートの法則とは、「21日間の法則」とも呼ばれ、21日間を継続したことは習慣化するという法則のことです。この法則からすると、習慣化したいことを何が何でも21日間継続すると、その行動に対して顕在意識から潜在意識へと移行して、行動が習慣化されて定着するというものです。

 どんなことでも、1日目、3日目、7日目、10日目・・・と区切りの良い(?)日が辞めるのに”都合のいい”日ですが(笑)、そこをとにかく乗り越えて、21日を過ごす頃になると、ストレスを感じることなく、習慣にできるみたいなのです。まずは、とにかく何が何でも、21日間をがんばってみますか?

なぜ、人間は継続することが苦手なのか?

 ”何が何でも21日間を継続させるゾ!”と、気合いを入れても、やはり継続させることは中々しんどいものです。それでは、なぜこの「継続」させることが難しいのでしょうか?ここを突き詰めて、”続かない理由”を知ることで、「継続」につなげる対策を立てようではありませんか。

人間の意識には階層があることを知る

 人間がものごとを継続させて「習慣化」させるには、大きく分けて4つの階層があるのです。この階層を理解すれば、今の自分が習慣化に向けてどの段階にいるかを確認できるので、”つらい時期”のおおよその判断ができるのです。

4つの階層(ステップ)

第一階層 : 「意識+能」

 この階層は「無意識+無能」、つまり、意識もしていないし、何もやっていないという段階です。何の必要性も感じていない状態で、スタートもできていない状態です。

第二階層 : 「意識+能」

 この階層は「有意識+無能」、つまり、意識はしているが、何もできないという段階です。ようやくスタートしたのに、意識しないとできない意識しないと続かないという状態です。ここが一番つらくてキツイ段階です。この段階を乗り越えることができないで辞めている人が多いのです。

第三階層 : 「意識+能」

 この階層は「有意識+有能」、つまり意識していればできる続けられるという段階です。何とかスタートして、意識していればできるという状態です。ここでも、意識がなければ続けることができないわけで、習慣化に向けて一歩手前にいる状況です。

第四階層 : 「意識+能」

 この階層は「無意識+有能」、つまり意識していなくてもできる続けられているという段階です。そうです!ここが「習慣化」された状態です。ここまで来れば、”無意識”なので、つらくもキツクもない段階です。

ストレスフリーの階層は2つあることに注意すべき!

 「習慣化」に向けた4つの階層を説明しました。この4つの階層の中で、”つらくてキツイ階層”は、「第二階層」「第三階層」です。この時期を乗り越えられるかどうかが、「習慣化」に向けたポイントなのです。

 それでは、質問です。”辞める階層”は、どの階層でしょうか?

 答えは、「第二階層」「第三階層」ですね。理由は、”つらくてキツイ”から。つまり、意識しないとできない段階で、ストレスが思いっ切り掛かっている状態だからです。

 それでは、もうひとつ質問です。”ストレスが掛からない階層”は、どの階層でしょうか?

 答えは、「第四階層」ですね。既に、習慣化されて無意識でもできる状態なので、ストレスフリーであるわけです。ところが、もうひとつ厄介なことに、”ストレスフリー”の階層があるのです。それは、「第一階層」です。だから、辞めて「第一階層」に戻ろうとするのです。

 ダイエットの専門機関では、この階層にした適したプログラムが組まれていることが多いのです。要は、”続かないポイント”があらかじめ分かっているので、ここをどのように乗り越えていくのかが伝授されるのです。

 私たちもこの意識の階層を理解することで、専門機関のようなプログラムを手にすることができるようになるのです。

つらい21日間を何が何でも乗り越えるしかない

 なにごとにおいても、つらい時期は最初から「21日間」なのです。この期間を、何が何でも耐えて、乗り切ることができれば、「習慣化」というものが見えてくるわけです。

 やはり、最初の頃ははじめてのことばかりで、今まで以上に疲れも溜まりやすいですし、ストレスも掛かりますし、知識や経験も乏しいわけです。習慣化する前のこの時期なら、辞めても損は無いし、深く入り込む前に…という心理も働きやすい期間と言えそうです。だからこそ、手軽に辞められるこの時期に辞めてしまう、つまり、これ以上はつらい思いをしたくないから、という理由で辞めてしまうのです。

 でも、ものは考えようです。習慣化できるのにたったの21日間を我慢すればいいと考えるか、21日間は我慢できないくらいとてつもなく長い期間と考えるか、なのです。

 結局、この時期を乗り越えた人しか、為し得ないことがあるのです。この時期さえ乗り越えてしまえば、後は「作業興奮」が待ち構えています。要は、波に乗るということです。何とか、21日間、継続してみませんか?

まとめ

 いかがでしたか?

 「21日間の法則」を理解できたでしょうか?三日坊主で辞めてしまうメカニズムが分かったことで、継続させるポイントさえ乗り越えてしまえば、あとはストレスフリーの段階に突入できます。間違って、第一階層のストレスフリーを選択しないように注意が必要ですが・・・(笑)。

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