妻からの手紙に涙が止まらないほど感動した話

誕生日に何が欲しいかと妻に尋ねたら?

 私の父が定年を迎えた頃の話だったらしいのですが、つい先日、久し振りに実家に寄ったときに、「これ、見てみろ」と手紙を渡されたのです。何の話をしていたのか忘れましたが、父がこのような行動をするのは初めてのことで、よほど嬉しかったのか、手紙を大事にしまっているようでした。

 現役時代は仕事が多忙であることもありましたが、滅多に身体を動かすことなど無かった父でした。ところが、定年を過ぎた頃から朝晩のジョギングと週数回はジムにも通っているとのことでした。何を言っても家族のアドバイスなどに耳を傾けなかった父を動かしたのは、母が父に贈った手紙でした。

 母が父に贈った手紙を見るのはちょっと気が引けましたが、父が「ぜひ」というので読んでみたのです。

母から父に贈った手紙

 あなたへ

  プレゼントは嬉しい。

  でも、

  あなたの健康は、その何倍も嬉しい。

  お出掛けは嬉しい。

  でも、

  あなたの幸せは、その何十倍も嬉しい。

  サプライズは嬉しい。

  でも、

  あなたの笑顔は、その何百倍も嬉しい。

  あなたが健康で

  幸せで

  笑顔であれば、

  何かをもらっても

  何ももらえなくても

  私は嬉しいし幸せ。

  私を愛してくれるあなた。

  私が愛する大切なあなた。

  一緒に健康で長生きしよう。

まとめ

 いかがでしたか?

 私はこの手紙を読んだとき、正直、胸に込み上げてくる熱いものを感じました。いいですよね、手紙って。この手紙をもらった父は、今では家事のほとんどをやっているそうです。

 母はビックリしているようですが、父の心をいとも簡単に動かしてしまった手紙のパワーは、本当に凄いな!と感じました。ちょっとこの手紙の感動をお裾分けできたらと思い、ご紹介しました。

タイトルとURLをコピーしました