❝ わたしは無駄にこの世に生れてきたのではない。また人間として生れてきたからには、無駄にこの世を過ごしたくはない。
❝ かんのんさまは、どうしてこんなにしずかなの。かなしみにたえた人だから。どうしてこんなにやさしいの。ひとの世のくるしみに
一番泣いた方だから。
❝ アノネ。どんな車よりね。構造が複雑で運転がむずかしい車はね。じぶんという名のこの車なんだな。そして、一生の運転手はじぶん。
❝ かんがえてばかりいると日がくれちゃうよ。
❝ 雨の日には雨の中を。風の日には風の中を。
❝ いくら多くの人に読まれても、ただ読まれるだけじゃ意味が無い。たった一人でいいから、その人のこころに深く届けば、それでいいんだよ。
❝ 因も変り、縁も変る。なにもかもみんな変ってゆくんだね。人間関係も変ってゆく世の中。無常だから。
❝ おてんとうさまのひかりをいっぱい吸った、あったかい座ぶとんのような人。
❝ 自分が自分にいやになるとき。金がほしいのにほしくないようなふりをするとき。
❝ あれもほしい。これもほしい。ああなりたい。こうなりたい。欲望いっぱいのこの自分。そういう自分の運転手は自分。
❝ 背のびする自分。卑下する自分。どっちもいやだけど、どっちも自分。
❝ 父と母で二人。父と母の両親で四人。そのまた両親で八人。こうして数えていくとゆくと、十代前で二十四人。二十代前では―?過去無量のいのちのバトンを受けついで、いま、ここに自分の番を生きている。それがあなたのいのちです。それがわたしのいのちです。
❝ 負ける人のおかげで勝てるんだよな。
❝ 善悪、大小。かねの有る無し。社会的な地位の上下などという人間の作った相対的な価値観を一切やめてみることです。
❝ うつくしいものを美しいと思えるあなたの心が美しい。